本記事は、大人気漫画「怪獣8号」の第6巻のネタバレ記事です。怪獣8号の第6巻がどんな内容なのか知りたい人は、本記事をどうぞご覧ください。
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【怪獣8号】6巻ネタバレ【第44話~第51話】
怪獣8号の第6巻収録話数は第44話~第51話です。それぞれのネタバレについて、1話ずつまとめていきます。
まずは第44話からどうぞ。
【怪獣8号】6巻44話ネタバレ
司令部のモニターは、9号と対峙するカフカとキコルを映していました。
副長官の伊丹が、功に動くなよと忠告。
識別怪獣兵器の使用は寿命を削るものであり、立て続けに使えば命に関わるものだったからです。
功はもちろんそれを承知しており、これは次世代が乗り越えなくてはならない試練だと言います。
何度も変身に失敗するカフカに、キコルは9号が妨害していることを疑い、9号を大破させることで変身できるようになるのではと予測して、行動を開始。
一度は9号に敗れたキコルでしたが、今度は見事に渡り合い、司令部の人間の目にもそれは映っていました。
彼らが思い出すのは、若き日のキコルの母親であり、功の妻である女性の姿だったのです。
四ノ宮ヒカリは、ナンバーズ4を身にまとい、ワルキューレと呼ばれた英雄的存在。
キコルはそんな母親を愛していて、ヒカリもまた任務後で疲れていてもキコルと全力で遊ぶほど愛していました。
キコルは、ヒカリの腕にあった包帯を見つけて「ママ。私が防衛隊に入って、ママを助けてあげる」と決意し、自分の娘の言葉に微笑んだヒカリは「それじゃあ、キコルがピンチの時は、ママが助けてあげるね」と答えますが、ヒカリは怪獣6号による群発災害によって命を落としてしまったのです。
幼いキコルは、母親の葬式で涙します。
『私のウソつき…!』
隣に座る功も、妻の遺影を見て何かを決意していました。
キコルは誓います。
母親を助けられなかった代わりに、自分が強くなって、母親の代わりにみんなを助けると。
キコルは9号に立ち向かいながら、「私のいる戦場で、仲間は死なせない!!」と思いを口にしたのでした。
【怪獣8号】6巻45話ネタバレ
キコルは9号の本体に向けて飛び掛かりますが、融合している蟻型怪獣の頭部が膨れあがり、キコルの足場がとられてしまいます。
そこに動いたのはカフカでした。
カフカは、足払いで9号の隙をつくり、カフカの合図により、キコルは隊式斧術6式・達磨落で9号の本体を分割します。
キコルが作ってくれたチャンスを無駄にしないためにと、カフカが変身しようと試みたその瞬間、脳裏に浮かんだのは、怪獣8号がキコルや仲間たちを殺す光景でだったのです。
カフカの変身は、またもや途中で解除され、その時、カフカは自分が変身できないのは、9号のせいではなく、自分が怪獣に取り込まれてしまうことで、仲間を殺してしまうことへの恐れにより変身できなかったことに気付きます。
それを聞かされたキコルは、怒りに震え、キコルは「私を舐めるな。私だけではなく、他の仲間たちを舐めるな。何よりカフカ自身を、そして防衛隊を舐めるな」と叫びます。
カフカはそんな自分を恥じ、こんなに強くてカッコいい奴を、俺なんかが殺せるわけないと思い、『信じろよ。仲間を!!』とカフカは空に向けて咆哮します。
ボロボロになったキコルが「ったく。いつもあんたは遅っそいのよ。日比野カフカ!!」と呆れたように言うと、カフカがついに怪獣8号への変身に成功したのでした。
【怪獣8号】6巻46話ネタバレ
第1部隊のもとに、怪獣8号の発現の通信が入ると、鳴海たち第1部隊の隊員は、作戦を第2フェーズへと移行。
一方、ついに怪獣8号が姿を現したことを受けて、9号がさらに形状を変化させ、その得体の知れなさにキコルは戦慄しますが、カフカに肩を叩かれて我に返り、カフカは自分のことはいちいち信じられないけど、お前らのことなら100%全開で信じられるといい、キコルに蟻型の余獣を任せます。
雑魚散らしに使われることに不満を抱きつつも、カフカを信頼しているキコルは勝たなきゃ殺すと言い放ち、キコルの援護を受けて、8号に変身したカフカは駆け出しました。
9号は8号を待ち構えていて、前回の雪辱を晴らそうとする9号は、圧倒的な威圧感を放ちます。
しかし、次の瞬間には9号と融合した蟻型怪獣は貫かれてました。
摘出した蟻型怪獣の核を潰す8号。
9号は8号に向けて衝撃波を連撃しますが、8号はそれらを全て拳で防ぎます。
カフカは、8号の暴走中のときを振り返り、自分がまだ8号の力を全然引き出せていないことに気づきました。
そして、皮肉なことに一度乗っ取られたことで、以前よりも体の使い方がわかるようになっていたのです。
上空に飛び上がった8号は、そのまま拳を9号に叩きつけ、8号の様子に違和感を感じながらも、9号はその正体がわからぬまま破裂してしまいました。
【怪獣8号】6巻47話ネタバレ
怪獣8号の活躍を目の当たりにした司令部の人間がみな、呆然とします。
9号は核を損傷したことにより再生に時間がかかってしまい、分裂した個体に合流するよう求めますが、分裂した9号もまた、鳴海を相手に苦戦していました。
鳴海の戦力を全開放して、斬撃と銃撃の波状攻撃を仕掛けます。
最初は苦戦しながらも、9号は戦いの中で進化することで、鳴海の戦術に対応していき、9号は体を根のように張り巡らせると、鳴海の周りを自身の浮腫で取り囲み、鳴海に向けて大爆発が起こります。
その様子を司令部で見ていた功と伊丹は、冷静に9号を分析。
功は、9号を人との関わりの中で変化し続けるウイルスのような怪獣と称し、伊丹は、9号は脅威の存在だと感想を述べました。
そこへ鳴海から「けど大丈ー夫!! ボクがその上をいく脅威だから」と通信が入ります。
9号の攻撃を受けても無傷だった鳴海は、瞳に十字のような模様を浮かべ、9号はそれを怪獣のような眼と指摘すると、見切ったはずの鳴海の攻撃が9号に命中。
Rt(レティーナ)-0001。鳴海のもう一つの専用装備は、1号の網膜から造られた、日本最古の識別怪獣兵器だったのです。
【怪獣8号】6巻48話ネタバレ
鳴海の攻撃は、確実に9号にダメージを与えていきます。
Rt-0001の存在を知らない9号は、理解ができないままに行動先を予測されていました。
怪獣1号は未来視の怪獣であり、生物の運動時に脳から発せられる信号を視覚化することで、本人の体が動くより先にそれを察知することができ、記録には回避不能の攻撃を放つ恐るべき怪獣だったと記されています。
未来視により、鳴海は全ての信号が必ず経由する一点を見つけ、そこが核だと気付き、隊式銃剣術2式・斬幕放火により、鳴海は9号を撃破し、オペレーションルームが「鳴海隊長、怪獣8号、本獣撃破!!」と告げます。
9号の撃破により、蘇生していた余獣の反応も次々と消失。
「まだ安心するのは早い」と功が言いかけるより早く、キコルの声があがります。
「まだ余獣が残ってる!! 引き続き殲滅行動に移行します!!」
功と伊丹は若い世代の成長に驚くと共に、感心。
長谷川もまた、戦況結果を見て人知れず驚いていました。
実質、識別怪獣が2体同時に出現したにも拘わらず、防衛ライン突破はたったの二箇所と、信じられないほど小さな被害で済んだからです。
四ノ宮長官の思い描く最強の部隊が見事に実現。
全ての余獣が撃破され、品川討伐作戦が完遂され、カフカとキコルは無言で拳をぶつけ合い、お互いの健闘を称えます。
その後ろ姿を見ていた功が「鳴海、日比野、それからキコル、よくやった」と呼びかけます。
それはキコルにとって、初めて受けた父親からの賞賛の言葉でした。
思わず涙ぐむキコルに、カフカは両手でサムズアップします。
一方、作戦は終わりましたが、鳴海には引っかかるものがありました。
『君を殺シて、強大な怪獣の力をもらう』
殺すの意味はわかりますが、後半の意味が鳴海には理解できません。
9号の目的は本当に8号を殺すことだったのか?
鳴海の疑いの正体は、新たな警報によって明らかになります。
9号の頭部の残骸が、8号に向けて言い放ちます。
君を殺すことは叶わなかったが、もう一つの目的は果たせてもらう。『強大な怪獣の力』は頂いていくよ、と。
功の背後から、新たに9号が出現。
「見つけタぞ…。適合者と怪獣2号」と告げたのでした。
【怪獣8号】6巻49話ネタバレ
崩れ行く9号の頭部と言葉から察したカフカが叫びます。
「鳴海隊長!! こいつ本体じゃない!!」
その9号の本体は、司令部に出現していました。
新たに現れた9号は、倒された個体以上の威圧感を放っており、狙いが長官であることに気づいたカフカ、鳴海、キコルが司令部の方向へと駆け出します。
9号の狙いは自身が持つ2号の力だと功も察し、総員退避を指示すると、伊丹と乃木坂に避難と統率を頼み、乃木坂は自らも戦おうとしますが、伊丹から邪魔になると引き留められます。
功は両腕に2号ベースのアームを装備して9号と対峙。
功は先手を打ってカフカを第一部隊に加えたつもりでしたが、既に9号の進化はそれを上回っていたのです。
過去の報告では、9号のフォルティチュードは8.5でした。
それならば、今の功でも対処可能だと伊丹は予測しますが、9号の膨れ上がった右腕が功に向けて振り落とされると、受け止めきれなかった功が地面にめりこみます。
それには9号も予想外だったのか、思わず「あれ? ボク強くなりすぎちゃっタかな」と言葉を漏らします。
伊丹は戦慄しました。
9号は、想定の遥か上に進化していたのです。
功にとどめを刺そうとした9号でしたが、反撃により阻止。
功は起き上がると、拳を構えました。
「それでも貴様は、今日この場で私が始末する」
【怪獣8号】6巻50話ネタバレ
司令部にいた人間は皆、退避を終え、来栖が功にも避難するよう呼びかけますが、功は9号が自分の居場所を突き止める力を持っているとして、逃げられる相手ではないと告げます。
そして、逆に来栖にもこの場を離れるよう指示しますが、来栖は功の勝利を補佐するのが仕事だとして、最後まで共にいることを求めました。
功は、アームの能力を全開放。
識別怪獣兵器の全開放は、負荷が強すぎるために使用者の命を削りますが、その対価として得られる力は、人の姿をした大怪獣の出現に等しいものでした。
功が拳をふるうと、その凄まじい威力から生まれた衝撃波は来栖のもとにまで届きましたが、それでも9号の力には押し負けてしまいます。
功は隊式格闘術を繰り出し、一度は9号の頭部を破壊しますが、それも9号には大したダメージにはなりませんでした。
功と9号の乱打戦が始まります。
来栖はアームの出力を調整することで功を補佐しながら、9号の強さに慄きます。
功は、9号の強さを理解しながらも、それ以上に自身の衰えを実感していました。
戦闘を続けていくにつれて功の体は損傷していきますが、一瞬でも守りに入れば殺られると言う功は、残された回路を極限まで攻撃に回します。
来栖は、二度と戦えない体になると功を引き留めますが、功はそれでいいと言いました。
防衛隊にはもう既に素晴らしい次世代が育っているため、この一戦で9号を葬り去ることだけが功の望みでした。
かつて、妻がそうしたように。
9号の拳を受けた功に、過去の思い出が蘇ります。
若かりし頃の功とヒカリが、防衛隊に入ると言い出した娘を心配していると、ヒカリは「もし本気で防衛隊に入るつもりなら、心を鬼にして鍛えるつもりだ」と伝えました。
そして、その代わりに功がキコルのことを甘やかすことを望んでいたのでした。
ヒカリが死んでしまったことで、妻の代わりに心を鬼にしてキコルを鍛えた功は、父親らしいことなど何もしてやれなかったと詫びます。
功の今の願いは、ただ一つ。
娘の未来に、9号の恐るべき災厄を残さないことでした。
功の思いを込めた一撃が、9号の体を撃ち抜いたのでした。
【怪獣8号】6巻51話ネタバレ
功が放った一撃は、指向性エネルギー攻撃でした。
それは、札幌を壊滅させた2号の主攻撃力であり、人間の体で放てば明らかに身がもたないものでした。
その凄まじい威力は、9号の核を露出させますが、9号はこれに耐えるように進化をしてきたといい、防御に極振りした形態に変化します。
そこへ功が繰り出したのが、2発目のエネルギー攻撃でした。
予想外の2連撃を受け、9号の体は吹き飛ばされ、突き抜けたエネルギーは遠くの高層ビルすら倒壊させます。
カフカは突如起こった現象に驚きながらも、鳴海と合流して、二人で司令部へと走ります。
来栖は起き上がると、パソコンのモニターで功の様子を確認。
そこに映し出されたのは、立ち尽くす功と、原形を留めていない9号の姿でした。
9号の体がボロボロと崩れ落ち、来栖が歓喜したのも束の間、9号は骨格だけ残し生き延びていました。
「こレがニンゲンの限界。キミの体がカイジュウなら、ボクの負けだっタのに」
来栖は功に退避を求めますが、全力を出し尽くした功に意識はありませんでした。
「さあ2号。怪獣に戻ろウ」
カフカと鳴海が、ようやく司令部のあった場所に到着しました。
二人の視線の先には、功の姿が見えたのだった。
【怪獣8号】6巻のネタバレ感想
【カフカが変身に成功する】
怪獣8号に変身できずにいるカフカが自分の怖れで変身できないことに気づき、それに対してキコルが「防衛隊を舐めるな」「仲間を信じろ」という言葉をカフカにかけたおかげで変身に成功します。東雲小隊長がキコルをカフカのもとへ行かせたのは良い判断でしたし、キコル自身もきっとカフカのもとへこれてよかったと思ったのではないでしょうか。仲間、同期としての絆の深さが感じられていいですよね。
【キコルとカフカの連携】
カフカが無事怪獣8号変身にできると、いよいよ怪獣9号との戦いに挑みます。でも、怪獣9号以外にもアリンコ怪獣が周りにいたため、カフカはキコルに怪獣の討伐をお願いし、そのカフカのお願いにキコルは少し文句を言いますが、カフカのことを信頼していることもあり、「勝たなきゃ殺すわよ」と言い、アリンコ怪獣の討伐を始めます。カフカもすぐに怪獣9号と戦い、見事に勝利。信頼関係があってこその連携プレーは見ていて気持ちがいいですね。
【鳴海と怪獣9号との戦い】
怪獣9号は戦いの中で相手の攻撃を分析し学ぶことで変化しながら戦うウイルスのような怪獣です。なので、さっきまで効いていた攻撃が急に効かなくなることがあり、なかなか手強い相手ですが、鳴海は手持ちの武器ではないもう一つの専用武器「怪獣1号の網膜から造られた日本最古の識別怪獣兵器」を持っており、先ほどまでかわされていた攻撃をかわせないようにできたため、怪獣9号に見事に勝利するのです。未来視を持っている識別怪獣兵器、戦いには無敵な能力ではないかと言えますね。
【キコルの過去】
キコルの母、四ノ宮ヒカリは、元第2部隊隊長。識別怪獣兵器を身にまとい、怪獣討伐の任務をこなす母に、キコルはとても尊敬しており母親としても大好きな存在であったため、母の怪我を見つけると「私が防衛隊に入ってママを助けてあげる」と言いました。その後、怪獣6号による群発災害の際、四ノ宮ヒカリは命を落としてしまいます。母の死をきっかけにキコルは「ママの代わりにみんなを助ける」と決意し、「自分自身が一番強くなること」「仲間を死なせないこと」を心に刻み込みこむのです。母のことがあったからこそキコルはこんなに強い隊員になれたのだと思うときっと四ノ宮ヒカリも天国で喜んでいること間違いなしですね。
【四ノ宮長官と怪獣9号との戦い】
鳴海とカフカが怪獣9号を討伐すると、防衛隊の本部に本物の怪獣9号が現れ、本部の人間を襲いますが、そんな中、四ノ宮長官が本部の人間を退避させ、怪獣9号と戦闘を始めます。報告書ではフォルティチュードは8.5でしたが、怪獣9号は進化していたため、防衛隊の予想をはるかに超える強さになっており、四ノ宮長官はすぐに押されてしまうのです。ですが、四ノ宮長官は過去に最強と言われた男で実力者。最後の攻撃では自分の体を犠牲にし、最高の攻撃を仕掛けますが、それでも怪獣9号は倒せず、四ノ宮長官は意識を失ってしまい、怪獣9号に取り込まれてしまうのです。こんなに必死に戦ったのに勝てず取り込まれるなんてと思ったらとても悲しくなりました。
【怪獣8号】6巻ネタバレまとめ
本記事では、怪獣8号の第6巻のネタバレをまとめました。続きの第7巻のネタバレを知りたい人は、こちらのをどうぞご覧ください。
また、その他の巻のネタバレを知りたい人は、下記の記事をどうぞ。怪獣8号のネタバレまとめと、各巻でのネタバレを用意しております。
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