怪獣8号

【怪獣8号】7巻ネタバレまとめ

本記事は、大人気漫画「怪獣8号」の第7巻のネタバレ記事です。怪獣8号の第7巻がどんな内容なのか知りたい人は、本記事をどうぞご覧ください。

但し、画像は著作権の問題で使用できないため、画像付きで第7巻の内容を知りたい人は、下記のリンクをどうぞ。

【怪獣8号】7巻ネタバレ【第52話~第59話】

怪獣8号の第7巻収録話数は第52話~第59話です。それぞれのネタバレについて、1話ずつまとめていきます。

まずは第52話からどうぞ。

【怪獣8号】7巻52話ネタバレ

鳴海には、かつて聞かされた言葉が浮かんでいました。

「最強の部隊の編成が終わったら、私は戦闘から完全に退くつもりだ」

「鳴海、防衛隊を、この国を頼んだぞ」

それを言った相手は今、鳴海とカフカの前にいます。

カフカは功が生きていたことに安心しますが、瞬間的に察知。

「鳴海隊長!! それは長官じゃない!!」

功の姿をしたそれは、カフカと鳴海に向けて攻撃を仕掛け、その威力は爆発のような現象を起こし、爆風の奥から現れたのは、怪獣9号だったのです。

鳴海は通信で功に呼びかけますが、9号は言います。

2号の適合者は自分が殺して融合したことを。

激高した鳴海は、それを信じようとはしませんでした。後からキコルがやってきますが、カフカは9号の顔を見るなと叫びます。

鳴海はRt-0001を発動して、9号を討伐しようとしますが、9号は背中から羽を生やしてその場から逃げようとします。

9号が言うには、融合直後は拒絶反応が出るとのことでした。

もちろん、鳴海は9号を逃がそうとしません。

9号に対して回避不能の攻撃を繰り出しますが、9号の防御性能は鳴海の攻撃力を上回っていました。

カフカもまた9号にパンチを放ちますが、いとも簡単に受け止められてしまいます。

新たに進化した9号は、8号の力すらも凌駕していたのです。

【怪獣8号】7巻53話ネタバレ

キコルは泣いていました。

自分の父親の敵が目の前にいるというのに、手も足も出せない自分の弱さを嘆いていたのです。

それは、怪獣8号と鳴海という防衛隊における最強の戦力の二人がかりでも、9号に対抗できないという絶望的な状況でした。

妨害を許さないまま、9号は離脱しようとしたその瞬間、拒絶反応により9号の右腕が離れました。

この隙を見逃さなかった鳴海が、カフカとともに攻撃を畳みかけます。

カフカは、怪獣によって母だけではなく父すらも失くしたキコルのことを思い、涙ながらに攻撃します。

8号によって復元が阻害されることで、拒絶反応も加速していることにより、9号は確信しました。

やはり最後に自分の目の前に立ちはだかるのは、怪獣8号であると。

あと一押しというところまで9号は追い詰められますが、9号はキコルと来栖を見つけると二人に向けて攻撃を仕掛けました。

9号の狙いに気づきながらも、カフカと鳴海は二人の救助に向かい、その隙を突いた9号は顔を功のものに変化させると、空高く飛び上がりました。

二人の救助は成功したものの、9号は「次に私が動く時、怪獣の時代が始まる」と宣戦布告したのだった。

【怪獣8号】7巻54話ネタバレ

脅威が野に放たれたことを受け、カフカ、鳴海、キコルの3人は呆然としていました。

カフカは、功の顔で宣戦布告されたことを嘆き、涙します。

それは、カフカが防衛隊に入ってから初めての敗北でした。

2日後、功の訃報がニュースで流れ、全国の基地では葬儀が行われ、弔いの銃声が各地で響き、葬儀に姿を現さなかったキコルは、長官室にいました。

訪れた鳴海に向けて、キコルは己の無力さを嘆きます。

遅いから間に合わなかったこと。

弱いから助けられなかったこと。

悔し涙を流しながら、キコルは鳴海に己の気持ちを吐き出します。

「わたし、強くなりたいです」

功はまだ9号の中に囚われているとし、キコルが功を弔うのは、防衛隊が9号を討伐した時だと決意。

鳴海もまた、次に9号と見えるまでに、キコルを自分の次くらいに強くすることや功から叩き込まれたことを決意します。

「食らい付いて結果を出せ。そしたら式典不参加は不問に付してやる」

いつものように結果を出すように命令する鳴海に、キコルは敬礼で返します。

扉の陰には、カフカがしゃがみこんでいました。

怪獣化から戻らない自分の手の一部を見つめた後、カフカも必ず、俺が9号をぶちのめすと決意したのでした。

【怪獣8号】7巻55話ネタバレ

モンスタースイーパーの業者たちが、作業しながら今後のことを憂いています。

無敵のヒーローのような存在だった四ノ宮功が死んだことにより、今後の群発災害に備えて国外へ逃亡する人間も出てきていました。

俺たちも逃げた方がいいのではと怯える後輩を、髭面の徳さんが「俺たちが逃げちまったら、防衛隊が9号をぶっ飛ばした後、誰が死骸片付けんだよ」と叱ります。

徳さんは、心の中でカフカに語りかけます。

『日本の防衛隊が、このまま黙ってるわけねぇよな』

有明りんかい基地では、キコルが東雲と戦闘訓練を行っています。

東雲に苦戦するキコルに対して、近くで携帯ゲームをしていた鳴海が告げます。

第一部隊の小隊長の全員を、およそ一か月で超えてみせろ、と。

キコルがそれを成し遂げるほどの天才でないと、鳴海が個別練習するレベルには間に合わないというのが理由でした。

その言葉を受けて、キコルは東雲を超えようとしますが、東雲もまた後輩の突き上げに燃えていました。

そこへ訪れた長谷川が、鳴海に問います。

今まで、怪獣8号を、戦力して迎え入るか否か。功のいなくなった今、それを決めるのは鳴海でした。

返事を聞かされる前に、鳴海と長谷川に通信が入り、二人が向かった先では、カフカの怪獣化が進行していることを知らされ、人の体に戻らない箇所が出ているので、断言はできないものの、変身を続ければいつかは人に戻れなくなる可能性があると告げられます。

夕方。カフカは屋上で黄昏ていました。

手のことがバレてても、防衛隊は自分を戦わせてくれるだろうか。

訪れた鳴海が、カフカに結論を伝えます。

「お前を防衛隊に置くことはできない。理由は自分でもわかっているだろう」

鳴海の言葉に、カフカは絶望しかけますが、鳴海は更に言葉を続けました。

「――というのを、ぜーんぶわかった上で言う」

「力を貸せ。日比野カフカ」

鳴海は、カフカに対して思いを吐き出します。

カフカが完全に怪獣になろうが、そんなことよりも、どんな手を使ってでも9号を殺したい。

そして、その思いはカフカも同じはずだと。

「ボク達の本当の悔しさは、あの場にいたボク達にしかわからない」

「ここで引くなんて答えをお前が出せるはずがない」

鳴海の本気の思いをぶつけられたカフカは、もちろんその申し出を受け入れました。

カフカの覚悟を受け取った鳴海は、ここからは防衛隊のターンだと告げるのです。

場面は変わり、立川基地。

厳重に警備された施設で、保科が声をかけます。

「ようやくお目覚めか。よう寝とったやないか。怪獣10号」

保科の視線の先には、なんと拘束された怪獣10号がだったのです。

【怪獣8号】7巻56話ネタバレ

保科の元に、小此木が血相を変えて訪れます。

小此木は、拘束中の怪獣10号が目覚めたことを報告しました。

保科は情報を引き出すことが可能か調べるよう指示しますが、怪獣10号は保科以外とは話さないと伝えられます。

拘束された10号は、原形を留めないながらもフォルティチュード5.7の数値を計測していました。

ミナが監視のもと、保科の10号に対する尋問が始まります。

保科は10号に9号の写真を見せると、自分が9号に作られたことを素直に白状しますが、それ以上の情報を与えるには条件をつきつけます。

「ここから俺を出して、俺と戦え」

保科はもちろん拒否しますが、10号もまたそういうことではないと否定します。

10号は「俺を兵器化してお前が着ろ。お前の体を俺によこせ」と言いますが、小此木が真っ先に引き留めます。

怪獣が自ら兵器化を望むなど前例がなく、そんなことをすれば、使用者にどんな影響が出るか未知数だったからです。

10号は、自分と保科が共に戦いを楽しむ者であり、似た者同士だと告げ、保科は迷いますが、10号が貴重な情報源であることに変わりないと思い、保科は10号の要求を受け入れることにしました。

「ただし一つ言っとく」

「お前が僕を使うんやない。僕がお前を使うんや」

【怪獣8号】7巻57話ネタバレ

訓練中のカフカとキコルは、長谷川から保科が会議で有明りんかい基地に来ることを知らされます。

長谷川は鳴海の居場所を尋ねますが、キコルは隊員達を連れてどこかへ行ったと答えます。

長谷川は嫌な予感がしていました。

同じ東京を管轄内に持つ第1部隊と第3部隊は犬猿の仲だったのです。

そして、長谷川の不安は的中し、鳴海率いる第1部隊と、保科率いる第3部隊はお互いにけん制し合います。

保科が「討伐演習ランキング小型怪獣部門」で鳴海を抜いたことを突っ込んだことをきっかけに、隊員同士の縄張り争いが勃発。

終わりが見えぬと思われた醜い争いも、長谷川の登場によって収まり、新長官の伊丹を議長として、対9号対策を主とした東方師団会議が始まりました。

第1部隊からは隊長の鳴海と副隊長の長谷川、第2部隊からは隊長の五十嵐、第3部隊からは隊長のミナと副隊長の保科、第4部隊からは隊長の緒方が参加。

それぞれが個性の塊であり、開始直後から口喧嘩が始まり、伊丹は隊員たちを黙らせると、保科に本題に移らせます。

保科はまず、9号災害は1部隊で対処できるものではないと説明。

次に、9号は史上初の意図した新種を作り出す能力を持っており、10号ですら試作品であったことを続けました。

保科は「部隊の垣根を越えて協力しあわなければ、この国は滅びます」断言したのでした。

【怪獣8号】7巻58話ネタバレ

東方師団会議は続きます。

第4部隊の緒方は10号の証言の信憑性を疑いますが、保科は怪獣発生件数と新種が急増しているデータを提示して、信憑性は高いと説明。

また、居場所に関しては人類の立ち入れない領域に潜んでいる可能性を挙げました。

位置を特定するだけでも数年はかかると予測され、結局は9号が動き出すのを待つしかない状況となります。

また、ミナは四ノ宮長官を取り込んだことで防衛隊の戦力を把握した可能性があると指摘。

保科は、次に9号が動き出すまでの数か月間で、どれだけ想定外を作り出せるかが重要であると述べました。

未熟で不完全でありながら、短期間で大きく化ける伸び代を秘めた者たち、つまり、新人たちの成長が鍵でした。

ミナが、それには6号兵器の適合者の育成が最重要であると補足し、ナンバーズ6は最も強力で最も危険と言われる兵器ですが、適合者不在のために眠り続けていたのです。

ミナと保科が、新人の中で適合者の可能性が高い人物を挙げました。

討伐大出身でもなく、入隊試験の成績もごく平凡。他部隊からは完全にノーマークの、想定外にはうってつけの人物です。

「市川レノ。急成長中の『若き才能』の一人です」

【怪獣8号】7巻59話ネタバレ

6号スーツの適合候補者である市川を預かっていた第4部隊の緒方は、とんでもない子を預かったと愚痴ります。

怪獣6号は、フォルティチュード9.6の戦闘能力に加え、多数の本獣クラスの怪獣を従えて襲来した大災害です。

6号は四ノ宮ヒカリが中心となり迎撃し、多数の犠牲を出しながら討伐。

今でも人々の記憶に刻まれている絶望の象徴を、10代の子供に押し付けようとしている自分たち大人のエゴを、緒方はどこかで恥じていました。

市川の準備が整い、6号兵器の適合テストが行われます。

ナンバーズは使いこなせば単騎で大怪獣を処理できるほどの強力な兵器ですが、過大な負荷と最前線での戦闘機会の増加により、使用者の半数は除隊前に命を落としている存在でした。

その中でも、最も強力で危険と言われているのがナンバー6。

緒方はすべてを説明したうえで、市川に「僕は辞退すべきだと思う」と告げます。

市川の耳には、カフカが怪獣8号として戦力に加わったことが知らされていました。

市川は、カフカがあくまでも防衛隊員として戦うのが夢だと知っている数少ない人物。

カフカのことを救うためにも、市川は適合者を目指すことを決めるのでした。

起動実験が開始され、市川は腕部のみの装着ですが、体力を吸い上げられるような感覚に支配され、市川が気合を入れたのも束の間、自身に襲い掛かる怪獣のイメージが浮かびあがり、意識が途切れてしまいます。

目が覚めた時、市川は医務室のベッドの上にいました。

医務室には心配して駆けつけた伊春だけではなく、緒方もいます。

緒方は改めて市川に辞退すべきだと進言しますが、市川は諦める様子がありません。

緒方は、市川の様子から危うさを感じます。

このままナンバー6で最前線に出れば、おそらく近い将来命を落とすと思われるも、市川は説得されるような性格ではなさそうなので緒方諦めたのでした。

「使用期間を1か月。そののち討伐に出てもらう」

「見極めさせてもらうよ。君が、戦場で6号を着るにふさわしいかどうかを」

【怪獣8号】7巻感想(ネタバレあり)

怪獣9号と鳴海&カフカの戦い

鳴海とカフカが本部に駆けつけるとそこには四ノ宮功の姿がありました。しかし、その正体は四ノ宮功ではなく怪獣9号だったのです。鳴海は四ノ宮功の代わりに怪獣9号を倒すと心の中で誓い、戦いを挑みますが、怪獣9号は融合直後で拒絶反応が出るからと戦場を去ろうとします。しかし、カフカと鳴海は必死に食らいつき、あと一歩のところまで怪獣9号を追い詰めますが、他の隊員に怪獣9号が攻撃をしかけたことで逃げられてしまうのです。鳴海とカフカは悔しくて悔しくてたまらなかったでしょうね。

キコルの後悔と新たな決意

キコルは父の葬式に出られず、長官室の椅子に座り泣いていました。するとそこにやってきたのは鳴海隊長。キコルは「何もできなかった」「私が遅いから間に合わなかった」「私が弱いから助けられなかった」「私のせいで逃がしてしまった」と鳴海に告げ、鳴海も「それは違う」と言おうとしたその時、キコルは「私、強くなりたいです」と言います。後悔だけが残り、悲しみに暮れているんだろうなと思いましたが、なんとキコルはもう次の目標を立てていて、その言葉を聞いた鳴海も「お前を僕の次くらいに強くしてやる」と告げ、一緒に訓練することを誓います。これからキコルがどのように成長していくか楽しみですね。

鳴海とカフカの決意

カフカは体の検査の後、屋上で一人で考え事をしているとそこに鳴海がやってきます。鳴海はカフカを防衛隊に置くことはできないこととこれ以上変身を続けると人間に戻れなくなってしまうことを伝えるのですが、そのことを前提に鳴海は「力を貸せ」と言うのです。鳴海はどんな手を使ってでも怪獣9号を倒したいという強い気持ちを誰よりも持っており、また、カフカも四ノ宮長官に繋いでもらった道を無駄にしないため、自分の体がどうなろうと怪獣9号をやっつける覚悟を決めます。なんとしてでも2人には怪獣9号を倒して欲しいですね。

怪獣10号の目覚め

以前保科と戦い、第3部隊で拘束していた怪獣10号が目覚め、意識を取り戻します。情報を聞き出そうとしますが、なぜか保科としか話をしないと言い、保科は怪獣10号のところへ行き怪獣9号のことを聞くと「俺は奴に作り出された」と驚く情報を告げたり、怪獣10号は保科に自分を兵器化し保科が着るように命令するのです。自ら兵器化してほしいだなんて変わった怪獣ですが、保科が適合したらとてつもなく強くなりそうなので個人的にナンバーズを着て戦って欲しい気持ちもあります。

怪獣6号の兵器化

本部で対9号対策特化東方師団会議が開かれ、第3部隊からは亜白と保科が参加します。保科が9号災害は1部隊でどうこうできる災害ではないこと、怪獣10号から聞き出した情報をみんなに伝え、協力し合わなければこの国は滅びてしまうというのです。そこで保科と亜白が提案したのは、怪獣6号を兵器化し、細胞サンプルが6号と同調の兆し見せているレノに着せるのはどうかと告げます。そして現在レノを預かっている第4部隊隊長の緒方ジュウゴはレノに6号兵器のことを伝えますが、これまでの経験から緒方隊長は辞退すべきだと言うのです。レノは適合テストを受けるとすぐに気絶してしまい、医務室に運ばれ目を覚ますと、緒方隊長に再度辞退すべきだと告げられますが、レノは最初と気持ちは変わらず自分がやると言い張るのです。部分装着だけでも体にすごい負担がかかるし、近い将来命を落とす可能性が大きいのにこんな固く決意するレノは若いのに本当にすごいですし、尊敬しました。

【怪獣8号】7巻ネタバレまとめ

本記事では、怪獣8号の第7巻のネタバレをまとめました。続きの第8巻のネタバレを知りたい人は、こちらのをどうぞご覧ください。

また、その他の巻のネタバレを知りたい人は、下記の記事をどうぞ。怪獣8号のネタバレまとめと、各巻でのネタバレを用意しております。

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