春秋戦国時代の秦の将軍として活躍した「史記」において、その名前を幾つも確認することとなる英傑の一人。
多くの武功を残し、英雄として歴史に名を刻み、その後の歴史にも子孫が活躍したとされる英傑の祖である李信。
今回はそんな漫画「キングダム」における本編の主人公とも言える存在、李信の死亡シーンに関しての記事となっていきます。
李信は死亡するのか？どのような最後を迎えるのか？気になる方は、本記事を最後までご覧ください。
「キングダム」李信（りしん）とは
李信（りしん）は、「キングダム」の世界において天下の大将軍を夢見る少年として、戦乱の時代を駆け巡る事となります。
最初の頃の李信は李の名字はなく、李と呼ばれており、戦災孤児として下僕として生き、親友の漂と共にいつか成り上がることを夢見ていました。
しかし漂が後の始皇帝となる嬴政に似ていたことから影武者として殺されてしまい、怒りの矛先を嬴政に向けるも、その激情を彼に買われます。
共に覇道を目指す同志として戦国時代の中を駆け巡る事になる李信は、亡き親友・漂の為に天下の大将軍になる事を誓い、戦国時代に身を投じていきます。
そんな李信の特徴を挙げれば猪突猛進で細かいことを考えるのは苦手なタイプで、本能で戦う野生動物みたいな直感と発想で戦場を駆け抜けていきます。
一見すれば無鉄砲で直情的な人物に見えてしまうも、嘘を嫌い、本音で相手と語る裏表のないほどの純真さを持つ人物であり、誰も差別しない真っ直ぐな性格をしているのです。
それゆえに彼のそんな人間性に惹かれた仲間など集まっていきます。一兵卒から多大な武功を治め百人将へと登り詰め、飛信隊を任され、大将軍へと出世する道を歩んでいきます。
そんな彼の最後はどうなってしまうのか？それについて考察していきましょう！
「キングダム」李信（りしん）の死亡シーン詳細【史実からわかる最後とは】
| 李信は死亡する？ | 死亡はしないと予想 |
|---|---|
| 李信は一度死亡して生き返る？ | 龐煖との死闘で心臓が止まりかける |
| 李信の最後はどうなる？ | 羌瘣と結婚する可能性が高いと考える |
李信は死亡する？
李信は歴史の中でその最後は語られてはおりません。史記にも紀元前221年にて、斉を攻め滅ぼした後の経緯は不明とされており、その晩年に至っては謎とされています。
一説には病死説や暗殺説に抹消されたなど数多くの考察はありますが、彼のその後は不明となっています。
ではなぜに暗殺説が囁かれているのかと言えば、紀元前225年にて行われた城父の戦いで李信は敗走してしまう大失態を招いてしまいました。
本来ならば将軍職を剥奪され、奴隷になってしまうか、もしくは処分される重罪ですが、これらの失態は見逃され、再び将軍として再戦を果たしてもいます。
しかしこの失敗やまた後の時代において、今までの武勇でその存在を危険視されたが為に処分されたのではとも見解が存在しています。
しかし詳しい記述や歴史書はなく、資料等も動乱の中で消失してしまい、その詳しい最後は不明となっています。
ただ後の世に子孫がいる事を考えれば、彼は子を成している事は確かなので、一族が何らかの処分を受けている事は無いと言えるでしょう。
李信は一度死亡して生き返る？
漫画「キングダム」の中では李信は第629話で命を落としかけています。
龐煖（ほうけん）と呼ばれる趙の武神との死闘の末に李信は辛くも勝利を手にするも、求道者龐煖を前にして勝つ事は容易ではなく、多くの兵を失う事になります。
しかし李牧（りぼく）が認める李信もまた同じ人の代表となる英雄であると評し、龐煖は個で強くなった武神とあれば、李信は託された武神だと評しています。
己の力のみで強くなった龐煖とは違い、大勢の想いに託されて時代に立ち向かう大将軍へと登り詰める李信との戦いは、背負うモノの大きさで勝敗を喫する事になります。
仲間達に支えられた事で龐煖を圧倒し、勝利を手にした李信。しかし死闘の中で受けた傷は致命傷となり、彼の心臓を止めてしまいます。
李信の死に嘆く飛信隊の中で唯一に動いたのは羌瘣（きょうかい）でした。彼を死なせるわけにはいかないと、自分の命を犠牲にしてでも李信の命を戻そうとする彼女は禁術・盤古の術を使います。
そして真っ白な世界にて幽連（ゆうれん）に似た何者かと出会い、そこが天地の狭間である門戸と知ります。またその狭間の境界にて姉の象（しょう）と再開し、李信を生き返らせるために寿命を差し出す事になると忠告されます。
でも羌瘣に迷いはなく、李信を生き返らせれるのならば自分の命は惜しくないと、全てを差し出す覚悟を見せてきます。羌瘣のそんな覚悟に幽連に似た人物は、彼女を李信の元へと送ります。
そこは黄泉の国に続く赤い階段の前で、今まさに李信は渡ろうとしていました。そんな彼を呼び止めるも羌瘣の声は届かず、また彼女の姿は見えず、漂と再開した李信はそのまま階段へと上がってしまいそうになるも、羌瘣は懸命に止めます。
記憶を失い、赤い階段を渡ろうとする李信に自分が何をすべきなのかと、まだやり残したことがあると訴えかけます。
懸命なる羌瘣の呼び声が届いたのか、李信は自分がやり残したことがあると言い、今まで見えなかったはずの羌瘣が見え、彼を再び現世へと戻る事になったのです。
そして本来ならば黄泉の国へと向かうはずの羌瘣でしたが、松左（しょうさ）と去亥（きょがい）によって現世へと戻され、二人は再び生きて戻れたのです。
李信は死の一歩手前まで行くも、無事に生き残る事ができたのです。羌瘣の想いが奇跡を起こしたとも言えるでしょう。
李信の最後はどうなる？
ではキングダムの中で李信は最終的にどんな最後を迎えるのか？その結末はほぼ未確定ですが、歴史ではその最後は不明となっているので、ほぼ予測での考察になってしまいます。
まず作品の展開の中では残酷な最後を迎える事はないと思われます。
年老いた李信と羌瘣で緩やかな日常を送りながら、余生を過ごしていた二人は田畑を耕しながらに質素でも幸せな生活を送っていました。
平和な日々の中で過ごしながら晩年を生き、羌瘣に見守られ、孫に昔を語りながら臨終を迎える李信と、そんな最後かも知れません。できるならばそんな最終回を希望したいですね！
まとめ
本記事では、キングダムの主人公「李信」の死亡情報をまとめました。以下に本記事の内容をもう一度以下にまとめておきます。
| 李信は死亡する？ | 死亡はしないと予想 |
|---|---|
| 李信は一度死亡して生き返る？ | 龐煖との死闘で心臓が止まりかける |
| 李信の最後はどうなる？ | 羌瘣と結婚する可能性が高いと考える |
主人公であることから作中で死ぬことはなく、恐らくですが中華統一後は羌瘣と結婚すると考察しています。
この考察は当たるのか？今後の展開に注目です。
